金融リテラシー調査2019をみた30代OL主婦の感じた事
どもどもkoro(koro (@ooooh_oops) | Twitter)です。
最近金融の資料を見て今の日本ってどんな感じなのかを私なりに気になったポイントについて書いていこうかと思います。
新NISAなども話題ですが私はあえて今この調査にスポットを当てました。
金融リテラシー調査とは❓
金融中央広報委員会が実施している調査の事。
調査期間は2019年3月1日(金)~3月20日(水)です。
年金2000万円問題発覚より前ですね。
調査項目は下記の通りです。
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3-1. 金融リテラシーの現状
3-2. 海外調査との比較
3-3. セグメント別分析
3-4. 金融教育を求める声・実施状況・効果
3-5. 行動経済学的分析
3-6. 都道府県別分析
今後の課題
【BOX1】 金融リテラシーと投資行動
【BOX2】 キャッシュレス決済
【BOX3】 成年年齢引き下げについて
【BOX4】 暗号資産入手者の特徴
引用:知るぽると 金融リテラシー調査2019年調査結果
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個別の詳細は下記リンクで確認できます。
見てみると意外と面白いですよ。
この調査の中で私が気になったデータは下記の通りです。
データを見て感じたことを書きました!
ホントはもっとありましたが、いくつかをピックアップしました。
金融リテラシーの現状
この調査の肝と言えるところですね。
気になったポイントを引用しながら、自分なりに見解を入れてみます。
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(家計管理)
・概ね7~9割の人が1か月の収入・支出や支払期日を管理している。また、7割の人が、何かを買う前に家計の余裕について注意深く考えている。過半の人が病気、失業等に備えた生活費を確保している。
引用 金融リテラシー調査2019 8頁より
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家計管理に関しては多くの人が収入と支出に対して管理をしている印象ですね。
確かに自分の収入以上に支出を出したら良くないですからね。
また多くの人が病気や失業と言ったバッドケースに対する備えを行なっている事がこの調査結果から分かりますね。
ただこの調査から読み解くと少し気になる記述が!
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・「人生の3大費用(老後の生活費、教育費、住宅費)」の必要額の認識状況をみると、いずれも約半数の人が認識していると回答。実際に資金計画を策定している人は、教育費は半数近い人が策定しているのに対して、他は3割強。
引用 金融リテラシー調査 2019 9頁
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教育費を気にしている方が多い反面、老後の生活費・住宅費に対しては準備している人が3割強に留まっている事実。
これはびっくりするのですが、言い換えれば人生の3大費用(老後の生活費、教育費、住宅費)全てを用意する余裕がある人が少ないのかなとも思います。
そして物価&税金は高くなるのに給与が増えない中で用意すること自体が大変な現状を示しているとも言えます。
ただこの調査は年金2000万円問題発覚前に行なわれているので、今この調査をすると違う結果になる可能性がありそうですね。
そして気になる記述がもう一つ!
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・金融取引の基本に関する正答率は全体の74.0%。一方、金融・経済の基礎、保険、ローン・クレジット、資産形成に関する正答率は5割前後。
―― 借入れ・保険商品購入・資産運用を行う際に、他の金融機関や商品と比較している人は、5~7割。
―― 自分の年金については、受け取れる金額、被保険者としての種類、年金受給の必要加入期間を認識している人は、4割程度。
―― 株式、投資信託、外貨預金等を購入したことがあるのは、2~3割。また、そのうちの約2割は、それらの商品性を理解しないまま購入
金融リテラシー調査 2019 10頁
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金融知識自体がないわけではないのですが、専門的なものになると正答率が落ちる印象ですね。
さらに気になる記述としては投資商品を購入した人の2割が商品性を理解しないまま購入してしまっている事実。
さらに資産運用を行うときに他の金融機関や商品を比較をしている人が5~7割というのも結構怖い事実ですね。
逆に言うと3~5割は比較せずに商品選択してしまっているとも言えます。
比較しないで選んでしまい、なおかつ商品性すらわからず購入しているという恐ろしいデータだと思います。
だからこそ販売側も購入側もお互いにちゃんとした情報提供と情報に対する理解及び取捨選択が大事なのかなと思いました。
年代別&職業別データ、金融教育を求める声について
やはり若年層は金融に触れる機会が少ないせいか他の年代と比較すると正答率は低い傾向のように感じました。
金融リテラシー調査2019 にも記載されていますね。
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学生・若年社会人の正答率は相対的に低い。また、望ましい金融行動をとる人の割合も低い。
高齢者は、若年社会人よりも正答率は高いものの、望ましい金融行動をとる人の割合は必ずしも高くない
引用 金融リテラシー調査2019 19頁より
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こんなデータが出たから家庭科で金融教育とか言い始めたのでしょうか?
意外と賛成意見が多いのには驚き‼️
実際金融リテラシー調査のデータでも金融教育を行うべきと答えている人は67.2%と賛成の方が多いんですよね。
ただし金融教育 を受けた認識がある人は8.5%とかなり乖離しているように感じます。
この点を踏まえて家庭科で投信の授業の話が出たのかなとも思います。
さらに職業別での金融リテラシー調査にて教員は正答率が他と比べて高得点というデータも家庭科で投信の授業って案に拍車がかかったのかもしれませんね。
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職業別には、学生の正答率は相対的に低い一方、教員、公務員(除く教員) の正答率は高い
引用 金融リテラシー調査2019 12頁より
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そして高齢者は正答率は高いのに望ましい金融行動をとる人の割合がそれほど多くないのも気になる点ですね。
これは高齢者は義理・人情とかに弱いところが多いのかなとも思います。
キャッシュレス決済について
このブログでも何度も取り上げているキャッシュレス決済についても記載されています。
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月1回以上クレジットカードを使用している人は73.7%、デビット・カードは 7.9%、電子マネー(カード)は56.1%、スマートフォン決済は17.5%。
「現金で十分満足しており、他の決済手段を使う考えは全くない」とい う回答も24.5%あった
引用 金融リテラシー調査2019 30頁より
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やはり元祖キャッシュレスと言えばクレジットカードですよね。
断トツで一番多いですね。
ポイント還元も多くて便利で年会費無料の最強カードは楽天カードかなと思います。
自分の楽天ペイの決済を始めとして愛用しています!
楽天ペイの記事はこちらです。
そして次点は電子マネーですね。
日本は電子マネーの普及率が高いし、使えるお店も多いし、何より決済スピードも早いのもいいですよね。
Suicaについては前回記事にまとめています。
そしてこのブログでも度々取り上げているQRコード決済をはじめとしたスマホ決済はこの調査の段階では20%未満という結果でした。
この調査期間からしばらく経過しているので、今はさらにキャッシュレス決済をしている人はさらに増加しているのではないかと思います。
そう考えるとデビットカードは多くないですね。もはや存在すらあまり知られていないのかな。デビットカードも便利だから知られて欲しいですね。
実生活で見ていると、キャッシュレス決済を見かけるシーンが多いのはクレカor電子マネー>スマホ決済という印象ですね。
キャッシュレス決済で1番目にするケースが多いのはコンビニでの買い物などの少額決済は電子マネーを、家電量販店などでの高額決済はクレカを使っている方が多いのかなという印象ですね。
あくまでも一個人の目線ですけどね。
最後に
この調査は数年に一度開催されていますが、今の日本を見ていくにはいいものだなと改めて感じました。
今回は私が気になったところだけをピックアップしましたが、調査結果を読むだけでも面白いので機会があればじっくり読んでみるのをオススメします。
お読みいただきありがとうございます。
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